ビオトープにおけるグリーンウォーターについて



 

グリーンウォーターとは青水とも言い、屋外でのメダカの飼育などでは重宝する飼育水です。

そんなグリーンウォーターについて述べていきたいと思います。

 

グリーンウォーターとは

微生物が増えた状態で、緑色に見えるためそのように呼ばれます。濁ってはいるものの、メダカなどの生態にとっては特に問題はないです。それどころか、メリットもあります。

 

といっても、特別な水でもなく気が付くとなっていることもあるかと思います。通常だと「汚れた水」・・・というイメージですが、メダカを飼育している者からすると「きれいな水」になるのです。

 

 

ただし、植物プランクトンの種類によっては状態も違ってきます。

それはまた後ほど述べさせてもらいます。

 

グリーンウォーターのメリット

グリーンウォーターの源の植物プランクトンは、メダカにとっていいエサになります。それは大きな粒子の人工のエサが食べられない稚魚にとって特に大きな恩恵になります。

常にエサがある状態になるので、十分に栄養を取ることができ、生存率や成長スピードにも大きな差が出てきます。

人工のエサと違い、水質を悪化させるどころか植物の一面も持っているので、光合成で、酸素を供給してくれたり、水質の浄化作用も併せ持っています。

 

グリーンウォーターのデメリット

それはやはりなんと言っても見た目があまりよくないということです。

景観重視の屋内のアクアリウムとしては致命的なデメリットでしょう。

 

屋外のビオトープならさほど気にならないですが、パッと見て、メダカの状態がわかりにくいところではあります。

仮に外敵が侵入しても、把握できないまま対処ができず、全滅してしまった・・・ということもあるかもしれません。

 

また植物といえど生物である以上、呼吸はします。場合によって、夜間の光合成のできない時間帯で酸素量が少なくなる可能性があります。



 

グリーンウォーターの作り方

気温が適度に高く、よく太陽光にあて、栄養(エサ)、酸素がある程度ある状態で、しばらく放置!

10日間ほどすると自然にできます。

水温は植物プランクトンが増えやすい25℃~30℃が適しています。

 

 

また種水を使用することでより簡単に作ることができます。

 

アオコとの違い

どちらも植物プランクトンが増えた状態ということは共通している点です。

違う点としては、先程述べたように植物プランクトンの種類の違いがあります。

 

一般的に言うグリーンウォーターは緑藻類(りょくそうるい)や珪藻類(けいそうるい)を中心に増えた状態です。

 

それに対してアオコは藍藻類(らんそうるい)が中心に増えた状態です。

簡単な区別としては、アオコは臭いです。

この藍藻類が増えた状態は水質自体も悪く、メダカたちにとってもよくないので、水替えをしたり対応をする必要があります。

 

 

まとめ

グリーンウォーターは、餓死のリスクの高い稚魚やエサをあまり食べない冬季のメダカ飼育には非常に重宝する飼育水と言えるでしょう。みなさんも使用してみてください。

まだ比較的温かいうちに作っておきましょう。

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