メダカビオトープに入れる水草について

メダカビオトープには水生植物を育てる楽しみもあります。

水草もいろいろある中でもメダカと相性がいいもの、実際に入れている水草を紹介していきたいと思います。

調べてネットで購入したものや、店頭で見つけて購入したものもあります。

 

購入した水草は消毒してから植えます。

これはスネール(貝)や寄生虫などを持ち込まないためです。消毒といっても、水道水でOKです。洗面器やバケツなどに水道水を入れてその中に水草を浮かべて揺すって洗います。

またヌマエビ、シュリンプなど農薬に弱い生体を入れている場合は無農薬を選ぶ方が好ましいです。

 

増えすぎた水草も、原産は日本ではないものがほとんどで、生態系の影響を考慮して、自然に捨てないように注意が必要です。

 

水草の分類はこちらも参考にしてみてください

ビオトープって何? | きのぴのメダカ日記 (medakabio.com)

ホテイアオイ

ミズアオイ科、ホテイアオイ属で南米が原産ですが、小学校や公園、ホームセンターなどあちこちで見かけるなじみのある水草です。

ホテイソウ、ウォーターヒヤシンスとも言います。

 

ただ通常のホテイアオイは大きいので、小さい品種の姫ホテイアオイを入れています。

根から養分を吸ってくれるので、富栄養化を抑えてくれます。

天然の産卵床にもなるので必須です。

水面に葉を広げるので、日光や外敵からも守ってくれます。

 

寒さには弱いですが、繁殖力も強く日当たりが良ければ自然と増えます。

 

数量限定 浮草 玉草 ホテイ草 国産(ホテイアオイ)(10株)

 

ある程度は日陰にもなるのでいいのですが、増えすぎた場合、間引く必要があるかもしれません。他の植物でも言えますが、その場合、生態系を恐れがあるので、その辺の川などに捨ててはいけません。

 

通常は特に管理もすることなく水に浮かべておいておけばOKです。

寒さによっては枯れてしまうので、冬は屋内で管理した方がいいかもしれませんね。

実際、昨シーズンはそのまま外に置いておいて枯れてしまいました・・・

 

また7月から10月には花を咲かせることがあります。

朝に開いて、夜にはしぼんでしまう1日花なのですが、やはり咲くときれいですね。

ドワーフフロッグピット

トチカガミ科の浮草で、南米の川や池に自生する多年生の植物です。

似た品種でアマゾンフロッグピットというのもありますが、ドワーフフロッグピットの方が、アマゾンフロッグピットと比べるとやや小さく、葉の先が丸い印象になります。

これは好みの違いになるかと思います。

ホテイアオイと同じく、成長が早く丈夫な水草です。

 

栽培環境になじめば、これもまたたくさん増えますが、うちは爆発的には増えず・・・ちょうどいいバランスで浮いています。

水質浄化作用があり、卵をつけてくれることもあります。

 

ホテイアオイと同じく冬の寒さには弱いので、越冬のためには屋内で管理した方がいいと思います。

 

アナカリス

トチカガミ科、オオカナダモ属の多年生の沈水植物です。

別名オオカナダモとも呼ばれる北南米、オーストラリアやヨーロッパなど広く生息しています。

 

底床に植えてもよし、浮かべてもよし。でもやっぱり植えた方が見た目はいいかな?

丈夫で、適応も広いため、育てやすい植物です。

環境になじめば成長も早く、メダカに限らず、水棲動物との相性はいいです。

ビオトープに限らずアクアリウムでも入れやすく、次にあげるマツモと並び、よく見かける植物の1つですね。

 

マツモ

別名、金魚藻や根無し草とも言われ、マツモ科、マツモ属の多年生の沈水性浮遊植物です。

根無し草の別名の通り、根はないのですが、アナカリスと同様に植えてもよし、浮かべてもよし。

 

水中の栄養をどんどん吸収する性質があります。そのため富栄養化を予防し、コケや藻類の繁殖を抑えることができます。そのため、立ち上げたばかりの水槽やビオトープの水質を安定させるためには重宝します。

 

隠れ蓑や産卵床的な役割もある一方、金魚のおやつにもなるようです。

うちはヌマエビのエサになったか、どんどんなくなっていきました( ゚Д゚)

ヒメトクサ

トクサ科トクサ属の抽水植物です。

株元が必ず水につかってる状態を維持する必要があります。

直植えより、鉢植えの方が管理しやすいと思います。

寒さには強く、屋外で越冬は可能です。冬場には枯れたようになりますが、春が来ればまた生育します。

花は咲きませんが、丈があるため、立体的なレイアウトを楽しむためには有効です。いい雰囲気を出してくれるはずです。

 

 

ナガバオモダカ

北アメリカ原産のオモダカ科、オモダカ属の多年生の抽水植物です。

丈夫で、越冬も可能です。

春から夏にかけて小さい白い花を咲かせます。

咲いている期間は短いものの、かわいらしいです。

 

 

よくメダカと相性がいい水草として販売されてます。

 

葉で外敵や日差しから身を隠すこともでき、水の富栄養化を防ぐなど一通りの役割を果たしてくれます。

手間もほとんどかからないのもメリットです。

 

 

ヒメトクサと同様に、丈があるため、レイアウトに立体感を出すことができます。

睡蓮

スイレン科スイレン属の浮葉植物です。

 

初夏から秋に開花します。

葉が大きく、日光や外敵から守る効果も大きそうです。

何より趣がありますよね。

 

また種類や花の色もいろいろあります。

白、黄色、赤、紫、青紫、青と豊富です。

 

熱帯スイレンは越冬は15℃以上の温度が必要です。水面から数センチくらい茎を伸ばしてその先に葉や花を咲かせます。

温帯スイレンは耐寒性があり、冬は落葉して屋外での越冬が可能です。草丈が短く、水面に葉や花を浮かべるように咲かせます。

 

手入れとしては葉や花の剪定をします。

黄色く変色してる葉は、根元から取り除きます。水中の日当たりをよくして、新芽の成長を促します。

咲き終わった花も取り除きます。茎をたどって、水中の地際からとります。そのままにしておくと、種子を作ろうと栄養を使ってしまい、株が弱る原因になります。

 

 

ウォーターコイン

北アメリカ原産のセリ科、チドメグサ属の抽水植物です。

別名、ウォーターマッシュルーム、ウチワゼニクサとも言います。

5月~9月ころには小さくかわいい白い花をつけます。

寒さには強く、寒冷地以外では屋外でも越冬が可能です。

茎を伸ばして増えますので、ビオトープのバランスを崩したくなければ直植えより鉢植えの方がいいかもしれません。

 

 

ラージパールグラス

南米が原産でゴマノハグサ科の抽水植物です。

完全に水中でもOKです。

 

浮き草というより、地面をはって伸びるタイプです。

寒さにはやや弱いので、越冬には注意が必要です。

卵の浮草や産卵床につけられなかった卵をキャッチして取りこぼしを防いでくれます。

上に伸びないので、アクアリウムでも前景草として扱いやすい性質を持っています。

 

今回あげた水草はどれも一般的な赤玉土を入れています。

直植えでも構いませんが、管理のしやすさという点で、鉢に植えたのを入れています。

 

こうやって調べてみると、日本でなじみがあっても原産はアメリカなど海外がほとんどなんですね~。

 

皆さんの気になった水草はありましたか?

他にも水草はいろいろあります。雰囲気にあった水草を探すのも楽しみ方の1つですね。

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